朝茶に別れるな

2020.06.04

みなさん、お茶、飲んでますか?
朝いただくお茶は、今日一日の災いから守ってくれるもの、といわれています。
「朝茶に別れるな」ということわざは「朝一杯のお茶を忘れずに飲め」という意味なんだそうで。
今回はそんなお茶の話です。

 

突然ですが、高瀬茶ってご存知でしょうか?

京都の宇治茶や福岡の八女茶は聞いたことあるけど・・・
うーん、わからないな・・・と思ったあなた。
よーく聞いてください!

 

高瀬茶は、香川県三豊市の高瀬町で作られています。
香川のお茶生産量の約8割を占める高瀬茶ですが、全国で見ると0・2%ほどの生産量にとどまり、
その殆どが県内で消費されているそう。

味と香りは一級品で、品評会でも優秀賞を何度も受賞している知る人ぞ知る銘茶です。

生産量こそ少ないものの、香川ではおなじみのお茶なんですね。

 

今年も、新茶の季節がやってきました。
高瀬の新茶は、毎年4月の末頃から収穫され始めます。
柔らかい新芽は、優しく繊細な甘さと苦味が心地よく、春の訪れを感じさせてくれます。

 

さろんぶるーでも、新茶を味わってもらえないかと考え、
新茶の飲み比べセットをご用意しました。

 

3種類の茶葉を飲み比べると、少しずつ味わいが違うことに気付きます。
香り、甘み、苦味、旨味。
本当に微妙な差ではありますが、それぞれの個性がたしかに存在しています。

おもしろいですよね。
ワインやコーヒーもそうですが、
知れば知るほど奥深く、果てしなく・・・

 

いや、僕もね、寝る前に本でも読んで勉強しようとは思うんです。
思うんですけど、気付いたら朝なんですよね。
やっぱりね、睡魔には勝てませんよね・・・と、お茶を濁してみたりして。

 

そんなこんなで気がつけばもう6月。
1日1日は確実に過ぎるのに、心の中は、なんだかずっとざわついています。

世界は確実に変わっているのに、

美しい海やそこに浮かぶ島々は何も変わらずに、

ただそこにあるわけで。

瀬戸内の風景をぼーっと眺めていると、不思議と気持ちがすっと軽くなるような、そんな気がします。

 

 

さろんぶるーは、午前11時から午後7時まで営業しています。
眼下には穏やかな海が広がり、船が行き交う、そんな場所です。

高瀬の新茶を飲みながら、ゆっくり過ごしてみませんか?

スタッフ一同、万全の体制で皆様のお越しをお待ちしています。

 

そうそう、新茶の飲み比べセットには、香川の銘菓「和三盆糖」もついています。
木型から抜いてすぐのほろほろの食感は、一見ならぬ一食の価値ありです。

それについてはまた今度書くことにします。
お楽しみに!

それではまた。